視力低下が激しくなってから、テレビはまったく観なくなり、iPhone 11 Pro Max、iPad Pro 9.7、MacBook Pro 13（Early 2015）、そして Amazon Echo が、自分と社会とを繋ぐライフラインになっている。
その中で、やっぱり iPad Pro にキーボードがあったほうが、ちょっと文章を打つ時に便利なのではないか……と、やっと思い始めた。
とは言うものの、Apple オリジナルの iPad Pro 9.7 用のスマートキーボードはとっくに販売中止になっているし、値段の割には評判も今ひとつだったので、今までは何となくソフトウェアキーボードでお茶を濁していたのだった。
そんな中、Amazon をふらふら検索していた時にみつけたのが、これ。
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2,533円で、さらに何故か200円引きになるという。
これなら、まぁ、文字さえ打てればあとの機能はどうでもいいかと思って買ってみた。
ちなみに、iPad Pro 9.7 に限らず、iPad 9.7インチ（2018 / 2017 / Pro 9.7 / Air / Air 2、モデル番号：A1822 / A1823 / A1474 / A1475 / A1476 / A1566 / A1567 / A1893 / A1954）すべて対応可能という。
キーボードの質感、タッチ感は悪くない。9.7 インチの幅に10キーなしとはいえフルキーボードを詰め込んでいるので、ちょっとピッチは狭いけど、違和感なく打てる。キー自体は樹脂製だけど、ボディはアルミの削り出しっぽい仕上。充電は microUSB。
これで2,000円台なら全然問題ないのだが、使いにくい点もいくつかある。
- ペアリングできるのは１台のみ。説明書を見ると接続先を切り替えられるみたいなことが書いてあるけど、そんなスイッチはどこにもない。
一度 iPhone 11 Pro Max とペアリングさせてみたら、iPad Pro に繋がらなくなった。仕方なく、iPhone 11 Pro Max の Bluetooth 設定からキーボードを接続解除→削除して、iPad Pro で再登録してなんとか復帰。 - ESC キーがない。これも説明書にはあるように書いてあるのに。
- いちばん右上の「鍵」マークのついたキーをデリートキーと間違えて押すと画面ロックしてしまう。この機種は Face ID ではないので、うっかりロックしちゃうと Touch ID で解除するのが面倒。（パスコード入力もできるけど）
- キーボードは磁石でケースにくっつく方式なので、自由度が高い分、持ち歩く時には落っことしそうで、ちょっと不安。重さと厚みも iPad Pro の利便性を大きく損うけど、それでも MacBook Pro もちあるくよりははるかに軽いから、まぁ、そういうものか。
- Apple Pencil を収納するスペースがあるんだけど、簡単に落ちない分、取り出しにくい。しかも自分は転がって落ちるのを防ぐためにクリップを付けているので、これを付けたままでは使えないのも残念。
- Bluetooth 情報にバッテリーの残量が表示されない。充電すべきタイミングがよくわからないのはちょっと不安。
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あとは使っているうちに慣れていくだろうか。
少なくとも値段以上の価値はあったかな。